マニャーナの法則 システムの復旧を試す(第1段階 WILL DOリストを作成する) タスクの見積時間 続き

前々回の記事(マニャーナの法則 システムの復旧を試す(第1段階 WILL DOリストを作成する) タスクの見積時間)にて

 

ただ、この方法をとっていても余裕をもって見積していることをいいことに急げば終わると思って、結局完了せずに先送りタスクが増えていくことになりましたので、これに対する方法についてはまた別の記事で記したいと思います。 

 

と書きながら、前回はシステムの復旧を試す第2段階の記事をアップしてしまい、話があっちこっちして申し訳ありません。

 

考えついた方法は3つあります。

 

まずは、強制的に見積時間で切り上げる方法です。これならタスクシュート通りに実行できます。jMatsuzakiさんのツイッターにあったやり方に近いと思われます。

 

 

ただ、もし切り上げたタスクが、今日中に再びそのタスクに取り掛からないといけない場合に、今日は少し進められたのだから明日やると思って、忘れが発生してしまいそうな感覚があります。今はまだ試していないダッシュ法と併用するといいかもしれません。

 

次に思いつくのが新しいタスクが発生したという閾値を下げる方法です。タスクの見積時間を「新しいタスクが発生するであろうまでの時間」としており、このとき問題となるのが新しいタスクとは?という基準です。普段は、このあたりがアバウトで少しは進めたかなという感覚的なところで切り上げることが多いですが、これをタスクに取り掛かる前に設定して、切り上げるタイミングを早めるものです。たとえば少し極端かもしれませんが、文章を書くとして、アウトラインまで作るとしていたのを文書のファイルを作成して、日付とタイトルを入れたぐらいで完了としたりします。「少しずつ頻繁に」がさらに加速しそうです。

 

最後に思いついたのが「明日がダメなら明後日があるさ、明後日がダメなら明明後日(しあさって)があるさ」です。書中にも溜まった仕事はすべて明日やるわけではなく、数週間に分けるといったことが書かれています。完了せずに先送りするのではなく、はなから先送りしてしまうやり方です。明後日でいいタスクは、明日やる必要がないということです。佐々木正悟さんのツイッターにもヒントを得ました。

 

 

 ちなみに、明日がダメなら明後日があるさ以降は、映画「おもひでぽろぽろ」に登場したひょっこりひょうたん島のドンガバチョの歌からです。

 

明日のタスクシュートにはまらないタスクのうち、明日やる必要がないタスクは明後日に、明後日のタスクシュートにはめ込めないタスクのうち明後日やる必要がないタスクは明明後日にします。ちなみに三重県人なので今日から数えて3日目のことは方言で「ささって」と言いますが、標準語(明明後日(しあさって))に戻しています。これを忘れて「じゃあ、明明後日までにお願い!(意図:3日後までに)」と言われると4日後に完了することになります。自分の都合の良い方にとれる方言ってすばらしい。

 

マニャーナの法則 システムの復旧を試す(第2段階 やり残しの仕事をファースト・タスクにする)

前々回に引き続き

genbu60.hatenablog.com

 

「第2段階 やり残しの仕事をファースト・タスクにする」を試します。


そもファースト・タスクとは

 

今、最も進めたい仕事を1つ選び「毎日の最初の仕事」として必ず手がけるようにする

 

引っかかったのが、「1つ」という点です。では、やり残しの仕事がありすぎる場合にはどうしたらいいのでしょうか。

 

やり残しの仕事が大量にあり、単純にその全てをファースト・タスクにしていたのでは、それだけで1日が過ぎてしまいます。1日全てがファースト・タスクとは、さすがにありえないです。結局、またやり残しの仕事ができることが目に見えます。

 

これは本を読んで実行する時に心がけていますが、まずは騙されたと思って素直に実行することにしてみることにしました。あまり効果は期待できないと思われるが、やらないよりはいいかもと言ったぐらいの気持ちです。

 

そうしてみたところ、意外や意外、なんにもできてない状況から、なにか1つはできたという、心理的な負担が軽くなる効果がありました。ゼロと1との大きな違いを感じました。

 

そうすると芋づる式とまでは行かないまでも、1つできたのだから、もう1つぐらいという気持ちになります。とりあえず手をつけられた状態にできたタスクは、一旦ファースト・タスクから押し下げてその場所を開けて、「今日中に」や「明日やる」ことにします。そして、他のやり残しの仕事をファースト・タスクにします。ここでも「少しずつ頻繁に」です。

 

今までは、継続して必要なタスクをファースト・タスクにしていました。書中、そういったタスクはファースト・タスクに不向きとあります。

 

場合によっては、終わりが見えずいつまでも続きますから、他の仕事をファーストタスクにできなくなってしまいます。


継続して必要なタスクでも立ち上がりや取り掛かりの際には、ファースト・タスクにしてもいいかもしれません。でも、ずっとファースト・タスクに居続けるのではなく、適切なルーチンタスクへと落とし込めるようにして、他のタスクをファースト・タスクにできるよう場所を空けてやるのが良さそうです。

 

マニャーナの法則 システムの復旧を試す(第1段階 WILL DOリストを作成する) タスクの見積時間

前回の記事の続き

genbu60.hatenablog.com

 

タスクシュートを作る際のタスク見積時間ですが、通常ですと「やろうとしているタスクが完了している時間」を見積時間に入れますが、マニャーナの法則に則った場合、見積時間は、「やろうとしているタスクに着手して新しいタスクが発生するであろう時間」までを見積時間とするのがよさそうです。

 

これは、あるタスクに手を付けていて、もう完了かなと思ったときにまだタスクがあると気付いたときの、億劫さを回避してくれることになります。逆に新しいタスクが発生したら終わっていいんだという気持ちに「楽」が生まれることにもなります。ただし、期限までに終わるかを気にしないといけないので、新しいタスクが「今すぐ」か「今日中に」かを判断する必要はあります。ここでも基本的には「明日やる」ことにします。

 

このようにすると大抵のタスクは5分or10分or15分ぐらいが多くなります。これは書中の「少しずつ頻繁に」が実現することに繋がります。そして、新しいタスクが発生したときに少しだけ手をつけてから終わるようにすることで、さらに「明日やる」ときにタスクがより手をつけやすくなります。

 

ただ、この方法をとっていても余裕をもって見積していることをいいことに急げば終わると思って、結局完了せずに先送りタスクが増えていくことになりましたので、これに対して考えついた方法についてはまた別の記事で記したいと思います。

 

マニャーナの法則 システムの復旧を試す(第1段階 WILL DOリストを作成する)

前々回の記事(マニャーナの法則を勘違いしていました - 玄武がタスク管理について書くブログ)にて書きました

気になったのは、そうして明日へ回したタスクがオーバーフローしたときのタスクの扱いです。書中にはこのあたりのことは書かれていないように感じました(見落としているのかもしれません)。

はい、見落としてました。
Twittertakahrt(富山孝裕)さんにこれは『「第3部-13 先送りがたまったら、システムの復旧で対処する」が該当すると思います』とのコメントをいただきました。再度、この場を借りてお礼を申し上げます。

 

システムの復旧を試す前に、書中にもある以下のことを心に刻みましょう(自分自身に言い聞かせるために書いているようなものですが)

まず先送りの仕事が積み重なってしまったら、そこで自分を責めても何にもなりません。ここは自分を責めずに、仕事のシステムの回復に集中することです。

そんなわけで絶賛先送りの仕事が積み重なっている私が自分を責めずにシステムの回復に集中します。

 

第1段階 WILL DOリストを作成する
第2段階 やり残しの仕事をファーストタスクにする
第3段階 システムを点検する 

 

まず、今回の記事では第1段階であるWILL DOリストを作るを記したいと思います。そも、WILL DOリストとはなんぞやと言うと、書中の定義では、

すると決めた仕事のリスト。その日(もしくは翌日)にするとコミットした仕事だけが記載されるクローズ・リストとなる。 

では、TO DOリストは、

するつもりの仕事すべてが網羅されたリスト。オープン・リストの典型である。

とあります。個人的な定義(感覚)では、TO DOリストがタスクリストであり、WILL DOリストがTO DOリストと理解しているので、私だけかもしれませんが、若干のややこしさがあります。

 

さて、ここでは、WIll DOリストが出来上がったとして、タスクシュートにしておくべきかどうか。答えはイエスです。リストを眺めているときは、これぐらいなんとかなるかなと思っていたのが、かなり無理があるのがわかります。これでは、先送りができる二の舞になります。

 

ただし、WILL DOリストを作ってからタスクシュートにしていると結構時間がかかります。たっぷり時間があるならそれでもいいかもしれませんが、先送りの仕事がある中でそこに時間を割くのは、焦燥感が募ります。実際、私は破綻しました。

 

そんなわけで、「明日やる」ことにしたタスクは(明日のクローズリストに追加した時点で)片っ端からTaskChuteCloudの翌日に入れていくことにしました。当日の経過時間に合わせて次の日の同じセクションまでのタスクシュートが出来上がっているようにします。そうすれば1日が終わった時点で次の日のクローズリスト作成ががほぼ仕上げのみの状態になります。(最中、たまにTaskChuteCloudの応答性にぐぬぬとなるのはご愛嬌ということで)

 

「明日やる」ためのメモ

いやー、マニャーナいいわー。

 

というわけで絶賛マニャーナの法則でのタスク管理を再試行中です。一番の違いは、今まで手を付けられなかったタスクに手を付けられるようになりました。書中の

いつも同じ方法で優先順位をつければ、必ず同じような仕事がやり残しになります。

といったのが、アイタタタと、まさに痛いところを突かれていました。マニャーナの法則に対する一つの勘違いがまさかここまで大きく影響してくとは思いもしませんでした。

 

genbu60.hatenablog.com

 

そんなマニャーナの法則を再考して実践するなかで「明日やる」ことにしたタスクをどのようにメモして残すかが課題になってきました。そして、ここにApple Watchがハマってくれそうな期待をしています。ただ、気になるのは、音声入力ができる環境でないとダメというところですが、思いつくのは職場にいるときで、そういったところは大抵、PCの前にいそうなのでなんとかなりそうな気もしています。

 

とりあえずApple Watchの新シリーズ発表まではPCの前にいるときはScapboxですが、そうでないときの「明日やる」タスクをメモする方法を思案中です。どうしてもメモを取りたいときはiPhoneをから各所(Porter、たすくま、TaskChuteCloud等)に入れるようにしていますが、「明日やる」タスクをメモするというのは、あまり優先度が高くないために明日思い出したらやろうとして、メモの手間を惜しんでしまいます。

 

「明日やる」タスクをメモするというタスクを「明日やる」ことにしたいです。とはいえ、忘れているのでは、どうしようもありませんので、これは「今すぐ」に該当するタスクということを心に刻んでおく必要がありそうです。それまでは、古典的ですが、いたるところにメモ帳か付箋と書く物を置いておくのが一番効果は高そうだと思っていますが、もう少しなんとかならないかとも思います。

 

マニャーナの法則を勘違いしていました

F太さんのひらめきラジオを聞いていたときに、マニャーナの法則を勘違いしていたことに気付きました。

 

 

以前からラジオでも紹介されていた本を読んでいましたが、読んですぐに早速試して1日目は大丈夫だったのですが(その日に発生したタスクのうち明日でいいものは「明日やる」としていたので1日目のタスクは少なくなる)、2日目に破綻した(前日から先送りにしたタスクと当日に発生するタスクでオーバーフローした)ので、これはダメだと判断していました。

 

そのときは、例えばメール確認では、明日にメールを処理するとした時にメール1件にかかる処理を全て終わらせようとしていました。どうやらマニャーナの法則は、そうではなく、メールを確認して何かの資料を探す必要が出てきた(新しいタスクの発生した)ら、明日にその資料を探すタスクに予定する。次の日に資料を見つけて、新たに資料作成が必要になったら、その翌日に資料を作成するタスクを予定するというように、どんどん明日にしていくというものです(あとで読み返したら確かにそのように書いてありました)

 

気になったのは、そうして明日へ回したタスクがオーバーフローしたときのタスクの扱いです。書中にはこのあたりのことは書かれていないように感じました(見落としているのかもしれません)。今、思いつくのは二つです。一つは、明後日のタスクにしてしまうことです。もう一つは、明日へ回したタスクを細かく分解して一つ一つにかける時間を短くすることで、とりあえず何かしらやったことにする(書中にもでてくる「少しずつ頻繁に」やることにも叶いそうです)。

 

緊急で処理するべきこと(「今すぐ」と「今日中」で処理する必要が出てきたタスク)のためのバッファーは用意しておいた上で、明日に予定したタスクをクローズリストで処理していくこととし、上記のどちらがいいのかは、試しながら検証していきたいと思います。

 

ルーチンタスクとクリティカルパス(Scrapboxの場合)

引き続きScrapboxでタスク管理を行っています。今回、ごくごく普通の使い方ではありますが、Scrapboxのデイリーページにある「ルーチン」に別ページへのリンクを作成しました(今回は「平日出勤ルーチン」のページを作成)。デイリーページに細かいルーチンまで記載するとデイリーページが煩雑になるため、それらは別ページにまとめて記載します。

 

scrapbox.io

 

ルーチンタスクを行う上で、クリティカルパス上のタスク(クリティカルタスク)をおさえるために、クリティカルタスクの横にラップタイムを明記しました。これで、最終的な目標時間(ここでは出勤の時間)に間に合うようにします。ついついのんびりしてしまいがちなタスクに書いておくのも有効かもしれません。(ちなみに時間は公開用に適当な時間を入力してあります)

 

scrapbox.io

 

そして、以下の「クリックでON/OFFできるチェックボックスのページ」を参考にしてチェックボックスをつけてみました。惜しむらしくはWindowsChromeでは取り消し線の追加、完了時刻の追記ができなかった(Mac、Porterのみ)ので、今後、機会があれば、できるようになるのかどうか、また調べてみたいと思います。

 

scrapbox.io

 

この要領でルーチンをいくつかのセクションに区切りながら別ページにまとめていく(ここでは、新たに「平日朝イチルーチン」のページを作成)ことで、ルーチンタスクの処理を進めていくことができます。

 

scrapbox.io