タスク管理的アプローチと心理学

小鳥遊さんのツイートやブログで見かけた「タスクをどこまで細かく細部化しても、最終的には「やる」という決断と行動であり、タスク管理だけでは足りない」ということに関して、なるほど言われてみれば確かにそうだなぁと思いました。

 

hochebirne.hatenablog.com

 

確かにタスク管理だと、行動に必要な精神力をなるべく小さく済むようにします。ゼロにすることはできません。

 

例えばこの場合、タスク管理的なアプローチでは

  1. 他に方法がないのか(上下の階層と水平展開)
  2. 他に方法がないと分かった結果として、やらざるを得ないと腹がくくりやすくなる

になるかと思われます。

 

1.他に方法がないのか(上下の階層と水平展開)

「部屋に入ってGを始末するを分解するタスク」の上位タスクは何かを考えると、「Gを始末するタスク」となり、部屋に入らないで済むタスクを含めて考えることに繋がります。

 

2.他に方法がないと分かった結果として、やらざるを得ないと腹がくくりやすくなる

「燻煙(バルサン等)で始末できれば部屋に極力入らずに済む!」と思っても、寝室であれば寝る場所がなくなり、時間に制限があってこれはできないタスクだとわかると、部屋に入って始末するタスクの実行がいよいよ現実味を帯びてきます。

 

ただそのときには、そうせざるを得ないことがわかってからの実行になるので、なにもないところからの実行より背中を押すものがありそうです。

 

このように何のためにそのタスクを行うのか、なぜそのタスクをするのか、それをはっきりさせることで、行動に結び付けるのがタスク管理的アプローチだと思われます。

 

これらは、そもそもタスク管理が心理学の分野を利用しているものであると言えるのかもしれません。