タスク管理をしていると相手のタスク(管理)を思いやれる

タスク管理をしていると相手のタスク(管理)を含めて配慮が及ぶようになります。自分が苦労しているタスクは、相手も苦労するだろうと予測が立つし、報告や相談のタイミングも、相手が今行っているタスクに割り込むことになるので、どうしたら相手に負担が少なく報告や相談ができるかといったことを意識するようになります。
 
自分がやってみて苦労したタスクは、相手がやるときは苦労せずにできるようにしてあげようという気になるものですし、端から見ていて楽そうに見えても実行してみたら大変なタスクというのは往々にしてあるものです。(自分にとって最たるものは家事があたります。肉体的にきついというより、リピートがきつい感覚です。)
 
上司や同僚との会話でも、相手が今やっているタスクがある上で、報告を入れたり相談をしたりする時には、どのようなタスクのことを自分が伝えたいのか、どういった反応が欲しいのか(どのようなタスク(承諾なのか、指示なのか)として返して欲しいのか)を意識して会話することに繋がります。相手から、何のことを言っているのか、どうして欲しいのかわからないといったことも少なくなるのではないでしょうか。
 
人によってどのタスクを取ることが有効なのか、メールを送るか、電話がいいのか。データで訴えるのか、たとえ話で表現するのか。相手が普段どのようなタスクを行っているのかでも、推測することができます。
 
空気を読もうとする必要はありませんが、タスクを読むことは一種のタスク管理処世術として、それなりに役に立つ一面があるのではないかと思います。