マニャーナの法則 システムの復旧を試す(第2段階 やり残しの仕事をファースト・タスクにする)
前々回に引き続き
「第2段階 やり残しの仕事をファースト・タスクにする」を試します。
そもファースト・タスクとは
今、最も進めたい仕事を1つ選び「毎日の最初の仕事」として必ず手がけるようにする
引っかかったのが、「1つ」という点です。では、やり残しの仕事がありすぎる場合にはどうしたらいいのでしょうか。
やり残しの仕事が大量にあり、単純にその全てをファースト・タスクにしていたのでは、それだけで1日が過ぎてしまいます。1日全てがファースト・タスクとは、さすがにありえないです。結局、またやり残しの仕事ができることが目に見えます。
これは本を読んで実行する時に心がけていますが、まずは騙されたと思って素直に実行することにしてみることにしました。あまり効果は期待できないと思われるが、やらないよりはいいかもと言ったぐらいの気持ちです。
そうしてみたところ、意外や意外、なんにもできてない状況から、なにか1つはできたという、心理的な負担が軽くなる効果がありました。ゼロと1との大きな違いを感じました。
そうすると芋づる式とまでは行かないまでも、1つできたのだから、もう1つぐらいという気持ちになります。とりあえず手をつけられた状態にできたタスクは、一旦ファースト・タスクから押し下げてその場所を開けて、「今日中に」や「明日やる」ことにします。そして、他のやり残しの仕事をファースト・タスクにします。ここでも「少しずつ頻繁に」です。
今までは、継続して必要なタスクをファースト・タスクにしていました。書中、そういったタスクはファースト・タスクに不向きとあります。
場合によっては、終わりが見えずいつまでも続きますから、他の仕事をファーストタスクにできなくなってしまいます。
継続して必要なタスクでも立ち上がりや取り掛かりの際には、ファースト・タスクにしてもいいかもしれません。でも、ずっとファースト・タスクに居続けるのではなく、適切なルーチンタスクへと落とし込めるようにして、他のタスクをファースト・タスクにできるよう場所を空けてやるのが良さそうです。