マニャーナの法則 システムの復旧を試す(第3段階 システムを点検する)

前々回に引き続き

genbu60.hatenablog.com

 

「第3段階 システムを点検する」を試します。

 

仕事がうまく進まないならシステムを変えよう
仕事がうまく進まない時は、仕事のシステムに目を向けることが大切です。
適切な処理システムができれば、より効率よく仕事ができるようになるはずです。

 

ここでは仕事がうまく進まない時をタスク管理がうまくいかない時とし、システムをタスク管理システムと狭義にとらえて点検(見直し)を行うことにしてみました。

 

大きく分けて二つの対象があると思いました。一つが、タスク管理システムそのもの、もう一つがコミットメントです。ふと思ったのが、これは言い換えるとタスク発生以後を担うタスク管理とタスク発生以前を担うタスクマネジメント(の一部)です。

 

タスク管理システムそのものについては、これまで一連のブログやScrapboxで記してきたように、マニャーナの法則を中心に据えたタスク管理システムに組み直しているところです。マニャーナの法則がさいつよとの認識を日々実感しています。ここでは、コミットメントについて記していきたいと思います。

 

そもコミットメントとは、

 

「私はこの仕事に集中する」「この仕事を引き受ける」と自分自身と周囲に宣言すること。一人の時間と能力には限りがあり、コミットできる仕事にも限界がある。無条件に新しい仕事を引き受ける人は、この点で問題がある。 

 

 そして、書中にて

 

あなたは仕事を抱えすぎてはいないでしょうか?

 
とあります。これを読んだときに、「いやいや、抱え込みたくないけど、そうせざるを得ないんだよな」と思いました。人員がいない以上、仕事を抱え込みがちになります。

 

ここでは、仕事を抱えた原因、つまり、あなたのコミットメントに注目しましょう。上司に頼まれたにしろ、自分で引き受けたにしろ、結局はあなたのコミットメントが問題の源泉です。「仕事を減らすこと=コミットメントを減らすこと」です。


ただ、そこで思考停止していても始まらないので、確かに職域で担当が割り振られているとしても、一つ一つの仕事(タスク)に対して自分のコミットメントが多かったのかもと考え直しました。コミットメントを減らせるところがないか、サブタスク単位でも見直して減らすようにしてみました。

 

仕事の「やり残し」が出るようなら、まずはコミットメントを見直すことです。芝生の手入れと同じように、コミットメントにも定期的な手入れが必要だということを覚えておきましょう。


また、一律でコミットメントを固定するのではなく、忙しい時期、仕事が多いときとそうでないときとで同じタスクを実行するにしても、サブタスク単位でコミットメントの程度を調整してみるのもいいかもしれません。