タスク管理の評価軸
タスク管理システム(手法)を自分に合ったものを取り入れる、もしくは自分で工夫をする際に気にかける評価軸が一人一人あるかと思われます。例えば以下にあげた項目です。
- 楽しさ
- 効率
- スピード
- リマインド
- 記録(のつけやすさ)
- 振り返り(レビュー)(の容易さ)
- 達成感
- 難度
個人的には、
- 楽しさ
- 何を成し遂げられたか
- リマインド
の順番で優先して選んでいるところがあります。
楽しさ
やはり、楽しくないと物事が続きませんし、工夫しようという気持ちも起きにくいものです。今は、マニャーナの法則が楽しくて、もっとタスク管理システムに取り入れないか検討しているところです。書中にある最高のモチベーションは何から生まれるか?の問いに対する
「仕事が予定どおり進んでいる」と実感する時です。
との答えに、最初は、いやいやそんなことはないだろう、その程度でモチベーションは上がらないだろうと半信半疑でしたが、実際マニャーナの法則に従い仕事が予定どおりに進み出すと、モチベーションが湧いてきているところを振り返ると、逆にモチベーションが著しく下がるのも「仕事が予定どおり進んでいない」と実感する時なのだということを思い知らされた気持ちです。
何を成し遂げられたか
そのタスク管理手法によって何を成し遂げられたか、これは別に大きな目標とかに限らず、小さなことでもこれができるようになった、実現したなといったことです。いわばそのタスク管理手法によるアウトプットの評価です。あとでまた同じようなタスクが現れた時に、このタスク管理ならば乗り越えられるかもといったことの参考にします。
リマインド
適切な場所、適切なタイミングで、適切なシチュエーションでタスクが思い出せて、実行に移せるかといったことです。どんなに優れたタスク管理手法であっても書いたタスクが思い出せず、実行に移されないのでは意味がありません。頭の中に浮かんだタスクをそのままにしておくとほとんどのタスクは忘れ去られていくものです。ただし、全てをやろうとするとすぐにオーバーフローにつながるので、忘れるということも大事なのかもしれません。
これは人によるとは思いますが、自分自身がタスク管理をしているからなのか、人に頼まれたことはタスクリストに残っているためよく覚えているものですが、頼んだ本人はすでに忘れているということを見るにつけて、言われたこと全てをやる必要はないということを、その人もたまたま思ったことを口に出しただけの時もあるので、本当の仕事というのは、その中から自分で取捨選択して、判別して、アウトプットして、評価されてこそなのだと思います。
また、逆もまた真なりで、自分から人に頼んだことも全てやってもらっているのは稀で、(相手が別の仕事でオーバーフローしているというのもあるかもしれませんが)それもまた、相手もその中から自分で取捨選択して判別してアウトプットしているのだと思うところもあります。ボールを投げた相手にとっても本当の仕事となるようなタスクを投げられるようにしたいものです。