タスク管理・タスクマネジメント・マネジメント
自分は果たしてタスク管理(ツール)でどこまでプロジェクト管理をしているのかな?ということを疑問に思いつつ、タスクマネジメントなどについて考えてみました。
プロジェクトといっても、PMBOKのプロジェクト、GTDのプロジェクト、組織的なコンテキストとしてのプロジェクトと様々です。そしてGTD的なコンテキストとしてのプロジェクトは2種類あるように思えます。
ボトムアップ的
目的としてのプロジェクト
「望んでいる結果」=複数のアクション=プロジェクト
トップダウン的
手段としてのプロジェクト
ビジョン(構想)(3〜5年後を見通す長期的な視点を持つ)に対する手段
1年より長い展望については、未来の目標を考えたときに今できることは何か、と考えることが大切(中略)そのために自分の長期的な目標は何か。その目標を達成するためにどんなプロジェクトをやるべきか。
マネジメントはドラッカー先生に尋ねるのが良さそうな気がしますので、ここでは素人的な感覚にとどめますが、管理が決められた目的・目標に対して従属的に活動するものに対して、マネジメントは活動をするなかで必要とあらば目的・目標まで含めて働きかけるように思えました。
これを踏まえてタスク管理は、発生したタスクを対象にして、いかに活動するかであり、タスクマネジメントはタスクの発生までも含めて活動する。ちなみに、GTDはGTDの5つのステップだけだと情報整理の一部としてタスク管理ですし、高度モデルまで含めるとライフマネジメントの一部としてタスクマネジメントとなり、両方を合わせ持つように思えます。そして、ジャンルとしてのタスク管理としては、タスク管理もタスクマネジメントもGTDもプロジェクトもビジョンも含んでいると思われます。
「なぜ、タスクを管理するのか?」の問いに、タスク管理的には「そこにタスクがあるから」でいいですが、タスクマネジメント的には、その回答ではどうもダメでそうな気がします。そのタスクの成り立ち、なぜタスクなのか、そういった領域にまで踏み込むのがタスクマネジメントのように思えます。