タスク管理の欲求段階

元ネタはもちろんマズローの欲求段階

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そもマズローの欲求段階とは

1.生理的欲求
2.安全の欲求
3.所属と愛の欲求
4.承認の欲求
 自己の自己に対する評価の欲求
他者からの評価に対する欲求
5.(超越的でない)自己実現の欲求
6.(超越的な)自己実現の欲求
優先順に並んだ欲求は、低いものから順番に現れ、その欲求がある程度満たされると、次の欲求が現れます。

 

これはタスク管理にも当てはまるのではないかと思いました。

 

1.やるべきことがやれるタスク管理

まずは、やるべきことがやれていない状況が現出します。この段階のタスク管理は、やることをメモしておくことでも解消できたりします。もう少し立ち入ると各種タスクリストの作成を考えます。タスク管理の入口といえるでしょう。ただし、後々に記す段階に到達したのちにこの段階のタスク管理に戻ることもあります。マズローの欲求段階でいう「1.生理的欲求」「2.安全の欲求」「3.所属と愛の欲求」あたりでしょうか。

 

2.やるべきことをやって、生まれた時間でやりたいことをやるタスク管理

やるべきことができる(これだけでもすごいことですが)ようになり、時間を生み出すことができるようになると、その生み出した時間でやりたいことをやるタスク管理に進みます。やりたいことをやるとモチベーションが高まり、さらにやるべきことを処理していくことに拍車がかかり、やりたいことができる時間が増えます。マズローの欲求段階でいう「4.承認の欲求 自己の自己に対する評価の欲求」あたりでしょうか。

 

3.やりたいことをやって結果を出すタスク管理

やりたいことができていると、やれていたこと自体に満足していた段階から、結果が出ることを求めるようになります。これはこつこつと努力を積み重ねていけるようにした結果を手に入れるということで、マズローの「4.承認の欲求  他者からの評価に対する欲求」「5.(超越的でない)自己実現の欲求」のあたりで、例えば資格試験に向けて勉強し、試験に合格するといったところでしょうか。

 

4.やりたいことをやって思わぬよい結果に結びつくタスク管理

そして最終段階として、やりたいことをやって自分が想定してた範囲外に飛び出してそれが、よい結果をもたらすといったものです。デイル・ドーデン著『仕事は楽しいかね?』のいろいろやって成り行きを見守るにも通ずるものだと思います。知的生産や、Eureka(エウレカ)といったものをイメージします。

 

このような感じで自分がいまどの段階のタスク管理にいるのか確認してみてもいいかもしれません。ただ、環境の変化によっては最終段階に居たのが急に第一段階に戻ることもありますし、タスクの一つ一つをみるといろんな段階のタスクが入り組んでいるのが現状だと思います。そこで、そのタスクが所属する段階が全体のタスクのどれだけの割合をしめているのかバランスを意識してタスク管理をしてみるのも面白いと思います。