タスクをデザインする

タスクリストは「デザイン(計画)」であると仮定してみます。そうした場合、タスクの実行は「設計」にあたるのではという考えに至りました。

タスクリストをデザイン(計画する)

 そも、計画と設計の違いとは、「計画」と「設計」の違い:沖縄SEO(Social Enterprises Okinawa)を目指して☆から引用します

デザインとは、日本語では設計と訳されるが、広義的には人間の行為(その多くは目的を持つ)をより良いかたちで適えるため「計画」である
(中略)
「計画」はイレギュラー的な出来事や問題は生じない。
「設計」には、イレギュラーや、アクシデント、問題が生じる。

つまり、タスクリストにはイレギュラー的な出来事や問題は生じないという前提で書かれており、タスクリストどおりにタスクが実行できるとは限らないのではないか。そこで、タスクリストどおりに行うためには、タスク実行の際に設計が必要となるのでは、ということです。

 

タスクをデザイン(設計)する

では、その設計は、というと、イレギュラーに対応しつつタスクを実行するために一つ一つのタスクをデザイン(設計)する。広義の意味でのデザイン(設計)として、タスク同士の関係であり、狭義の意味でのデザイン(設計)として一つのタスク内での考えがあります。前者は、大きなタスクに向かって小さなタスクを積み上げる、その途中への割り込みタスクへの対応であったり、後者は、以前の記事にて少し取り上げている内容で、簡単にいうとフレキシビリティと言い換えることもできます。

 

genbu60.hatenablog.com

 

デザインということにタスク管理的な観点から他にも意味を持たせることができます。 

やりたいタスクをデザイン(構想)する

  • どんなタスクがやりたいのか
  • やりたいこと、夢、目標では大きすぎてわかりにくいときにタスクで考えてみてはどうか
  • 例えば自分が感動したことに焦点をあててみる
  • そのタスクを得るためにはどんなタスクが必要になるのか、タスクリストをデザイン(計画)する

タスクの成果物をデザイン(構成)する

タスクデザイン

これらを踏まえた上で、タスクは、そこにあるタスクを管理するだけでなく、またタスクが生成されるものだけではなく、自らがやりたいタスクを創り出し、やるべきタスクに埋もれてしまわないように実行することまで含めたタスクマネジメントを包含した概念を総称して「タスクデザイン」とまとめたいと思います。

 

当初タスク管理のScrapbox(該当ページはこちら)にて、上記概念を「タスクデザイン設計」とし、まるで設計事務所のようなネーミングセンスのなさを露呈していたのを倉下忠憲さんに「タスクデザイン」でいいのではというご意見をいただき、修正致しました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

タスク管理のもっと先へ、その一つの答えが「タスクをデザインする=タスクデザイン」という考えでいます。